趣旨と概要

現在、世界規模で SDGs をキーワードとした活動が大々的に展開されています。人間社
会と自然環境の持続可能性に危険信号がともっている現実に対して、国連という場で課題
が共有されたことは大きな意義を持ちます。一方、SDGs については、私たちが前提とする
〈ものの見方〉を再検討することなしに、小手先のアクションで「やった気になる」活動
のあり方に対して、批判も出されています。
では、既存の〈ものの見方〉を改めて検討し、そして行動するには何が必要なのでしょ
うか。今回の講演会では、〈食〉と〈農〉を主題に、自然界と人間界との関係を独自の視点
から考察する気鋭の歴史学者、藤原辰史氏をお呼びし、植物栄養学を専門とする本学教授
の野村美加氏とともに、私たちに必要な知の構えと活動のあり方を探ります。

日時

2022年11月17日 16:20-17:50

場所

香川大学幸町北3号館1階・314 講義室および zoom の併用

講師

藤原辰史(京都大学人文科学研究所准教授)、野村美加(香川大学農学部教授)

主催

香川大学 SDGs 教育プロジェクト