私たち人類の歴史は、常に気候変動や水環境の変動と密接に関わっており、水文気候環境の理解は地域の歴史研究にとって非常に重要なことです。しかし、古い時代に関しては近代的測器による水文気候データが残っておらず、どのように当時の気候を調査するかが長年の課題でした。
ところが、現代では最新技術を活用することにより、さまざまな要素から当時の水文気候環境とその変動をある程度推測することが可能になりました。今回のGCS40では、2本の講演をもとに、過去気候の再現を目指した気候モデルやより近い過去の気候データの精緻化を通じて、水文気候学的研究をローカルな歴史分析に応用する方法を探ります。

日時

2023.02.06 14:40-17:00

場所

ICEDSルーム(遠隔教育調査研究室)/香川大学幸町北2号館2F

講演

14:40-14:55
はじめに(村山聡:香川大学ICEDS)

14:55-15:40
寺尾徹:香川大学教育学部
ローカルな歴史分析のための気候データセットの活用(仮)

15:40-15:45 休憩

15:45-16:30
石塚正秀:香川大学創造工学部
由良川下流域の河川流出解析に向けた過去降水量データの検討(仮)

16:30-17:00
自由討議

リーフレット