GCS5 「豊島」への社会学的アプローチとその課題①
日時
2014年3月17日(月) 14:40-16:10
場所
香川大学 遠隔教育調査研究室 (幸町北キャンパス2号館2階)
講師
藤本延啓氏 (熊本学園大学社会福祉学部福祉環境学科)
講演要旨
報告者が初めて豊島を訪れてから12年が経過した。しかし、これまで自らの「現場主義」という研究スタンス(研究者としてのキャラクター)に即した社会学的アプローチを模索し続けながらも、 未だ「解」にたどり着けない現実がある。
今回のセミナーでは、報告者のこれまでの豊島研究における模索・迷走・苦悩について語ることを通して、「豊島」へ社会学的に接近することの興味深さと困難さを考察する糸口としたい。
さらに次回では、今回の報告からの展開として「『豊島』への社会学的アプローチとその課題②」と題し、豊島に関連する社会学分野の先行研究をレビューしながら、これまでの豊島研究における課題(欠陥)、および社会学という分野の“学問的”課題(限界)について論じてみたい。